その1:Cappermine対応を調べる
そろそろCappermineにしてみようかな?がきっかけで、調査がスタートすることになりました。
まずは手持ちのBXマザーを洗い出しみると、
メーカー | マザーボード名 | リビジョン | マザーの対応 | BIOSリビジョン | BIOSの対応 |
ASUS | P2B-N | 1.03 | 未対応 | 1012 | 対応 |
ASUS | P2B-S | 1.03 | 未対応 | 1012 | 対応 |
GIGA | GA-6BXE | 1.09 | 未対応 | F1 | 対応 |
GIGA | GA-6BXD | 1.06 | 未対応 | F2 | 対応 |
ありゃりゃ、全部のマザーのリビジョンが未対応バージョン!!!。
どうにかしてつけられないものかな~。(ハード的には簡単なのだが...)
最悪の場合は新品マザーを購入するしか手がないようである。
「Cappermineって何が違うの?」というところから調べていくことにしました。
・VCOREの電圧が違う
P-PGAは2.0V、FC-PGAは1.65V(最近は1.7Vになっている)
・倍率変更がない?
最近のカッパー対応マザーには倍率設定ジャンパーが存在しないようである。
これは、CPUの固定倍率で動作するため、設定の必要がないからなのです。
結論!、BIOSが対応していればVCOREの電圧だけ合わせればOKということになる。
まずは購入予定を立てることにする。
・FC-PGAかSECC2か?
VCOREの電圧設定を行うため、無条件でFC-PGAの選択となる。
・ペン3かセレロンか?クロックは?CPU選択する。
今回は実験段階なのでとりあえずセレロンを選択。
クロックは現地で財布と相談して決めることにする。
・ドーターカードはどれにするか?
マザーとの相性もあるので、特にASUSとの相性を考えてSOLTEK以外のものにする。
巷にはたくさんのドーターカードがあふれているので、後は現地で値段と気分で決めることにする。
結果、「セレロン733MHz」と「ABITのslotKET!!!」を購入。
ABITのドーターカードの電圧設定を見てみると、どっかで見たことがあるような・・・、
以前に購入したAOPENのPPGA用のものと似ているようだ。
調べてみると、AUTO、1.80V~2.50Vが同じであることが分かった。
PPGA用のドーターカードでもOKかも?。
ものは試しで、電圧設定用のジャンパー設定をしてみる。
とりあえず、初回はP2B-Nを使って、デフォルトの1.70Vが出るかを調べてみることにする。
被害を最小限に抑えるため、マザーにはドーターカードのみセットする。
電源ON、電源のFANが回転しているので給電はされているようである。
次に、テスターでVCOREの電圧(写真参照、上から2段目の左から2個目)を計測、0.08V。
気を取り直して、今度は1.75Vにセット、これもNG。
半分あきらめ気味に1.80Vにセットしてみたら、これはOKである。
やはり未対応マザーは1.80V以上が標準のようである。
でも、+0.1V程度なら使用可能なのである。
しかもテスターにはやや低めの数字を表示しているので、なおさらGOODである。
試しにCPU、DIMMを搭載して、電源ONすると問題なく起動するではありませんか。
でもCPUの表示がPentiumIII706MHzとなっている。
このBIOSはペン3のカッパーには対応しているがセレロンには未対応のようである。
現段階では、これが最新版なのでBIOSが対応してくれるのを待つしかないようである。
P2B-Sも同じく1.80V以上しか給電できませんでした。しかも、やや高めの数字を出しています。
この状態で、1.70Vコアのものを使用すると寿命を短くする可能性があるため、これ以上の調査は
行いませんでした。
次に、GIGAのGA-6BXEで同じようにやってみました。
まずは、1.70Vにセットして、電源ON。テスター表示は、1.73V。
ううっ、未対応にも関わらずOKじゃん。
続けて、ジャンパーを1.65Vにセットして再度計測、これもOK。
GIGAはやや高めの数字のようである。これなら安定性もGOODである。
こいつにもCPUと、DIMMを搭載して起動するとやっぱり、PentiumIII706EBとか表示しやがる。
BIOSを最新のF2e(ベータ版)に更新して再度挑戦すると、Celeron(TM)733MHzの表示がでてきた。
PPGA用のドーターカードでも動作するじゃん。
GA-6BXDの場合もまったく同じ結果となった。
やっぱりマザーはGIGAだよね!。
後の調査でAOPENのPPGA用ドーターカードは金属レバーがヒートシンクと干渉するため、
Pentium3では使用出来ないことが分かりました。
Pentium3は高価だから、ちゃんとしたドーターカードに搭載したほうがいいですよ。
<参考資料> VIDジャンパー設定
JP1 | JP2 | JP3 | JP4 | JP5 | |
AUTO | 1-2 | 1-2 | 1-2 | 1-2 | 1-2 |
1.30V | 2-3 | ||||
1.35V | 2-3 | 2-3 | |||
1.40V | 2-3 | 2-3 | |||
1.45V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
1.50V | 2-3 | 2-3 | |||
1.55V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
1.60V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
1.65V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | 2-3 | |
1.70V | 2-3 | 2-3 | |||
1.75V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
1.80V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
1.85V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | 2-3 | |
1.90V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
1.95V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | 2-3 | |
2.00V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | 2-3 | |
2.05V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | 2-3 | 2-3 |
2.10V | 2-3 | ||||
2.20V | 2-3 | ||||
2.30V | 2-3 | 2-3 | |||
2.40V | 2-3 | ||||
2.50V | 2-3 | 2-3 | |||
2.60V | 2-3 | 2-3 | |||
2.70V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
2.80V | 2-3 | ||||
2.90V | 2-3 | 2-3 | |||
3.00V | 2-3 | 2-3 | |||
3.10V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
3.20V | 2-3 | 2-3 | |||
3.30V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
3.40V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | ||
3.50V | 2-3 | 2-3 | 2-3 | 2-3 |
LAST UPDATE : 2000.12.21