その4:CUSL2-Mを攻略する

ひょんなことから、ASUSのCUSL2-Mを攻略することになってしまった私。さんざん苦戦した結果の報告です。


このマザーボードは、あの有名ブランドASUSの製品で、MicroATXのちょっと小さめのマザーです。
昔からASUSをこよなく愛してきたのに、このマザーには痛い目に合わされるのです。(ちょっと大げさかな?)
まず初回はWIN98SEインストールにおいて2度目の再起動に時にハングアップしてしまうという問題が発生。
このときの環境は、
CPU:Intel Pentium3 866MHz
MEM:128M(PC133CL3) M.Tec
FDD:TEAC 
HDD:Maxtar MT-5T030H3 Plus60 ATA/100
CD:MITSUMI FX-32
VGA:i815e内蔵
といった、非常にシンプルな構成でした。
まずは何が悪いのか調べるため、とりあえずメモリーの交換を行い、再度インストール開始、しかし現象変わらず。
次に、ハードディスクの交換をして再度インストール、これもだめ。
やもなくショップに相談したところ3日も待たされて、「初期不良ですね。新品に交換します。」だって。
何回インストールしたことか...とほほ。
でも自作PCにはリスクがつきものです、こんなことではへこたれません。

次に悩まされたのは、メモリーの相性でした。これも分かるまでにはだいぶ時間がかかりました。
まずは、ノーブランドのSD-RAM、PC133CL3規格でM.Tecのチップを搭載したもので、同時に2枚購入ましたが、
これがどうも挙動不信(不安定)な動作をするのである。WEBで色々調べた結果、MEMTESTという
優秀なテストツールがあるとを知って早速テスト、そのうち1枚でエラーが確認されました。(結局これが原因だった)

しかし、どうしても256MB必要な私は、改めて秋葉原でメモリーを購入することに。こんどはチップにもこだわってみてと思ったら、
最近はメモリーの暴落でメジャーなチップが見あたらない状態。しょうがないので、winbondチップで妥協することに...。
PC133CL3-128MBのものを2枚購入。そして早速MEMTESTしてにることに。結果、これも1枚がNG。がーん。
メモリーのスピードをPC100に落としても状況が変わらない。しかもGIGA-BYTEのマザーでチェックすると問題ない。
再び大ショック。がーーん。もしかしてこれってメモリとの相性なの?
自作パーツは相性による交換・返品が出来ないのがルールなので、これまたショックです。

このようにして、このマザーはメモリとの相性が強いというが分かってしまいました。
多くの人がこのマザーで苦労しているようですが、不安定なのもこの問題が絡んでいるものと思われます。
まずはMEMTESTを実行して見ることをお勧めいたします。PASS-20まで進めば完璧です。

でも結局このマザーを使って行くには、選別されたメモリを使わないとダメってこと?。
結局、現在は以前に購入した東芝チップの128MB(PC100CL2)を2枚、<133:133:33>で使用し、安定してます。

こいつは、久々のじゃじゃ馬マザーでした。

この優秀なMEMTESTは、AMIのあな診(AMIDIAG6)のメモリテストで発見できなかったエラーをいとも簡単に発見する
大変優秀なものです。このような優秀なテストツールを開発してくれた開発者に感謝いたします。


LAST UPDATE : 2000.12.27